「当たり前の事が当たり前に出来る」有難さをしみじみ実感しています

趣味でお茶を習っています。その日は、特別の内容のお稽古で、いつもより長時間正座が続きました。帰宅して右の膝が痛くて正座ができなくなりました。当日の早朝ウォーキングを30分していた時は、特別足や膝に以上は感じなかったので、長時間の正座による一時的な痛みだろうと（年を重ねていくと時にはこのような事も起こるのだろうと）軽く受け止めていました。翌日もウォーキングに出かけましたが、足の痛みが酷くなり膝が腫れてきました。

ネットで「八千代市　膝専門治療院」で検索し、内容と通院し易い、当院にお世話になりました。初日に直立した姿勢で体の数カ所にマークを付け写真を撮りました。私自身は、それ程姿勢は悪くないと思っておりましたが、写真を見て自分の体の傾き左右の肩の高さの違いに驚きました。

施術を受け始め、２～３週間ほど経過して足の痛みと膝の炎症が収まった時点でインソールを作っていただきました。正しい靴の選び方、正しい靴の履き方のアドバイスを受け、正しい歩き方の指導を受けました。再度写真を撮り、最初の写真と比べましたら、大分姿勢が修正されているのを確認できました。私の場合は、体幹がしっかり維持できず、体の傾きゆがみでバランスが崩れ、長い間膝に負担がかかる状態が続いていたようです。体幹がしっかりして崩れない体になれば、一時的にゆがみが生じてもリセットできる体にるという事を伺いました。その為には筋力を強くする事が大変大事だという説明を聞き大変参考になりました。

健康寿命を支える為には筋力が重要だという事を強調されてお話しくださいました。3ヶ月ほどはお稽古は、終わるまで見学の時間でした。正座が出来るようになり最初は少し短い時間からお稽古を始めました。まもなく両足を揃えてスッと立ち上がり「一足立ち」が出来るようになりました。以前は「普通の事が普通に出来て当然」という自分がいました。今「当たり前の事が当たり前に出来る」有難さをしみじみ実感しています。茶席の掛け物でよく目にする「日日是好日」という禅語があります。中国唐の時代の禅語の言葉とされています。禅語の意味は深く今の私自身の見識の範囲内での説明は省かせていただきますが私自身にとりまして、正座が出来ず椅子で見学した時間も含めて色々な事を気付かさせていただいた数カ月はまさしく「日日是好日」の日々だったのかとしみじみ感じる所です。